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モーツァルトのヴェスペレ(Vesperae)

■1>曲の題名とテキスト

Vesperae 晩の祈り(晩課)
solennes 儀式ばった(盛儀の)
de 〜について
Confessore 聖人(証聖者)

 

ローマカトリック教会でミサに次いで重要な典礼は、司祭・修道士が毎日数回、きめられた時間に行う祈りの儀式で、時間により朝課・晩課などと言ったが、今は、朝の祈り・晩の祈りなどと言う。

中でも、晩の祈りは重要で、音楽家たちも力を入れた。

また、古くからの殉教者を始め、宣教などに非常な貢献をした人物をローマの教皇庁は聖人と認定し、それぞれに祝日を定めている。

そして、上記の「証聖者」は一般に殉教者以外の聖人を言う。

  ●

そこでこの題名だが、解説書には「証聖者の盛儀晩課」と書いてあるけれど、もう少し現代風に言うなら「聖人の祝日の正式な晩の祈り」でどうだろうか。

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作曲は1780年で、ザルツブルク大聖堂でのある聖人の祝日の祈りのために書かれたと推定されている。

全6曲の歌詞は各曲の終わりの部分(後記)を除き、儀式の中で使われた旧約聖書の詩編110〜113、117(第1〜5曲)と新約聖書のルカによる福音書1. 46〜55(第6曲)である。

■2>第5曲 Laudate Dominum の合唱

この歌詞は、小栄光唱/栄唱などと言い、他の儀式でも使われる。祈りの儀式に従い、6曲とも聖書の歌詞の後、小栄光唱で終わる。

『願わくは 父と子と聖霊に 栄えあらんことを
 始めにありしごとく、今もいつも世々に至るまで』
                (父は神、子はキリストを指す)

Gloria 栄光
Patri, 父に
et and
Filio, 息子に
et and
Spiritui 霊に
Sancto. 神聖な
Sicut 〜のように
erat it was
in in
principio, 始め
et and
nunc
et and
semper, 常に
et and
in in
saecula 時代
saeculorum. 時代の
Amen. 確かに

 

 


このページは、宝塚混声合唱団の長尾精氏が練習中の曲について解説してくださったテキストより転載させていただきました。
この続きは、あるかな?どうかな?期待しましょう!